「今年こそ」と参拝客

「今年こそ」と参拝客
10日えびすが幕開け

 「えべっさん」の愛称で知られる商売繁盛の神様、今宮戎神社大阪市浪速区)の「10日えびす」が9日、「宵えびす」で幕を開け、御利益を求める人々でにぎわった。
 境内に「商売繁盛でササ持ってこい」と軽快なおはやしが響き、金の烏帽子姿の福娘45人は、参拝客のササに縁起物のお札や宝船を付けるのに大忙し。
約30畳ものさい銭箱には1万円札や宝くじの束も見られた。

 浪速署によると、9日午後3時までの人出は約10万2000人。
同神社は11日の「残り福」までの3日間で昨年並みの110万人の参拝客を見込む。

 一方、天神祭で有名な大阪市北区大阪天満宮は、10日えびすを約60年ぶりに復活させた。
昨年、落語の定席「天満天神繁昌亭」が北隣にオープンした縁で上方落語協会会長の桂三枝さんが提案したという。