● 作品


<< みだれ髪 >>


第1歌集、短歌399首収録。
 1901(明治34)年8月、東京新詩社・伊藤文友館刊行。
 初版の署名は「鳳昌子」となっている。
 「明星」を代表する歌集の一つ。
 その斬新な歌は、表紙絵とともに歌壇だけでなく、世間をあっと驚かせる。
 装幀は、藤島武二

 (代表)
  夜の帳にささめき尽きし星の今を下界の人の鬢のほつれよ<< 恋 衣 >>
(こいごろも)


第4詩歌集、山川登美子、増田雅子と合著。
晶子短歌148首・詩6篇、
登美子短歌131首、雅子短歌114首収録。
1905(明治38)年1月、本郷書院刊行。
装幀・挿絵は、中沢弘光。
 (代表歌)
 「君死にたまふこと勿れ」(詩)<< 一隅より >>
(いちぐうより)


第1評論集、評論19篇・詩1篇収録。
 1911(明治44)年7月、金尾文淵堂刊行。
 (収録作品)
  「産屋物語」「婦人と思想」「新婦人の自覚」「婦人の青春時代」「雨の半日」「女子と都会教育」 「清少納言の事ども」「日常生活の簡潔化」「歌を詠む心持」「新婦人の手始」「産褥の記」 「離婚に就いて」「座談のいろいろ」「女子の独立自営」「私の宅の子供」「日記の断片」「産褥別記」「老先輩の自覚」「雜記帳」