連城さんの小説では、女性の芯の強さと比べて、男性はどちらかというと優柔不断(ゆうじゅうふだん)のように見える。

「そうです。

ぼくの両親がそうでした。
その後ずいぶん男女関係を見てきましたが、その例外というのは見たことがないですね。
今までは人生相談とかは一切やらなかったのですが、五十になって、やってもいいだろうと思って、去年あたりから始めたんです。