真珠シャチ 三重・志摩に


真珠シャチ 三重・志摩に

 ウェスティンゴヤキャッスル(名古屋市西区)ロビーに展示され、宿泊客らに親しまれてきた「真珠シャチ」が来月1日、三重県志摩市にオープンする美術館に引っ越すことになった。

 真珠シャチは、ホテルが名古屋城お堀端の現在地に開業した69年10月、宝石会社「大山」(名古屋市千種区)が作製、ロビーに設置された。
雌雄一対で、重さ雌540キロ、雄530キロ。

 真珠を計約12万個使い、当時の価格は約6億円だったという。
以来38年間、ホテルのシンボルとして、記念撮影のスポットになってきたが、大山が三重県志摩市に建設中の「大山玉宝美術館」が来月オープンするのに合わせ、名古屋を去ることになった。