皆既月食 観察


皆既月食 観察
夏送る赤銅の月
 6年半ぶり

 月が地球の影にすっぽり覆われて太陽の光が当たらなくなる皆既月食が28日夕から夜にかけて、6年半ぶりに全国で観察された。

 今回の月食は国内の多くの地域で、月が地平線から出てくる時からすでに欠けて見えるのが特徴。
午後6時52分から約1時間半、月は完全に地球の影に入った。

 九州各地でも見られ、東南東の空に浮かんだ皆既状態の月は赤黒くぼんやりと光っていた。
高く昇るにつれて月の色は少しずつ濃く、明るく移り変わっていった。