八十八夜 新茶摘み賑わう


八十八夜 新茶摘み賑わう
山口・宇部

 八十八夜の2日、西日本有数の茶どころ、山口県宇部市小野の茶園で「八十八夜お茶まつり」があった。
新茶の販売のほか茶摘み体験もあり、約3000人が集まってにぎわった。

 茶園は約60ヘクタール。うち20アールが開放され、参加者は茎1本につき葉を3枚摘む「一芯(しん)三葉」の要領で次々に収穫した。
市内から訪れた藤本久子さん(74)は新芽をたくさん入れた袋を手に「近所におすそ分けします」とうれしそうだった。

 小野茶業組合の渡辺文夫組合長によると、3月の低温や4月の霜の影響が心配されたが、茶の出来はよいという。