楽山大仏(世界遺産)

nippon53742006-10-16


楽山大仏世界遺産
  (四川省旅游局提供)

 楽山市は四川省の西南部に位置している。
この地を有名にしている楽山大仏は、岷江、青衣江、大渡という三つの大きな川が合流する凌雲山の上にある。

 「仏は一つの山、山は一体の仏」と言われるように、大仏は高さ71メートル、頭の高さ14.7メートル、耳の長さ6.72メートル、鼻の長さ5.33メートル、目の長さ3.3メートル、肩幅の24メートルのビックスケールを誇る。
また、100人以上が大仏を囲んで座ることができる。
世界最大の大仏と言われる、アフガニスタンバーミヤンの大仏より18メートル高い。

  このあたりは昔、洪水が頻発し、民衆を苦しめていた。
唐の玄宗皇帝は713年、凌雲寺の僧侶に大仏を作り洪水を止め、民衆に幸福をもたらすため、人力及び物資を広く募らせ、803年より竣工し始めた。
大仏作りには90年かけ、費用も莫大なものであった。
  1000年を越えた今でも、河畔に座り続け、民衆を見守っている。