法隆寺 壁画

nippon53742006-06-29


 新たな壁画片発見−法隆寺の若草伽藍、前回出土地近く

 斑鳩町法隆寺で、創建時の若草伽藍(がらん)=7世紀初め=を飾ったとみられる壁画片が新たに見つかり、町教育委員会が27日、発表した。
一昨年の出土地に近く、伽藍の焼失後、同じように廃棄された可能性が強い。
国内最古の壁画の解明がさらに進むことになる。

 調査地は南大門につながる塀の内側。推定幅1.5メートルほどの溝の中に、細かく割れた約270点の壁材が堆積(たいせき)していた。

 このうち、約80点で壁画を確認。
大半が一辺4センチ以下と小さく、樹木を描いたとみられる破片(縦4センチ、横3センチ)もあった。